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by hitorincom2
| 2007-07-03 14:18
平成19年3月21日(祝・水) 13:00〜17:00に東京の内田洋行 東京ショールーム地下1階で表記のセミナーを開催する。西田実行委員長@柏以下、関東の実行委員メンバーががんばって計画をたてている。対象はICT活用初心者だが、校内の同僚にどのようにすすめていったら良いか悩んでいる人にもおすすめだ。
紹介文を載せておく。
「パソコンで授業をやると効果があるの?」「学校にプロジェクターがあるんだけど面倒じゃないの?」 こう思われたことはありませんか?また、このように校内で言われたことはありませんか?
本セミナーでは、普段着のICT活用のヒントがいっぱいもらえます。模擬授業をはじめ参加型のワークショップ、日ごろの悩みを解決するよろず相談コーナーなど、内容充実の半日です。また、アイディア満載のカンタン活用シートなどのおみやげもあります。
ぜひ、勢いでお越し下さい!
IT活用セミナー2007春「これならできる!普段着の活用」の申し込みはこちら。今日から!
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by hitorincom2
| 2007-02-21 16:30
パース5日目の訪問校3校のうちから、Churchlands Primary Schoolをご紹介する。今回の訪問ではじめて国語の中でのメディアを位置づけた授業を見ることができた。
国語の担当は、Jennifer Kennedy先生。アワードもとったことのあるベテラン教師だ。クラスは30人であるが、Year6とYear7の混成クラスだ。Year6の人数が少ないためにとなりのクラスの同様の日本でいうところの複式になっている。
学年では割っているが、個々のレベルにあわせて、複数の課題を提示することが多いという。しかし、参観した授業については、同じテーマで行っていた。
必須である国語は毎日2コマ(1コマは原則40分)あるようだ。
参観した授業は、国語のViewingの授業。この小学校でも、国語の1/4の時間をかけてViewingを行っている。ちなみに、残りの3/4は、日本での国語に領域としては似ている。
授業のはじめに、記事の読み合わせを行ったようだ(残念ながら、間に合わなかったので、Jennifer Kennedy先生が説明してくださった)。
ドイツの女性がパラグライダー中に積乱雲(上昇気流)に巻き込まれ、上空まで上がってしまい、凍えてしまったが、無事生還できたという話の新聞記事を見せ、
「なぜこのような写真を使っているのか」「なぜこのような見出しなのか」などについて分析させた。
この手のことはどうやらショートスパンでViewingの時間に行っている。Viewingでは、毎回の積み重ねと、次に示す大(中)単元をうまく組み合わせているように思えた。
次に、1枚の写真(土曜日の地域新聞に載った写真:シアトル警察の警官が、路地で黒人の子どもに話しかけている場面)を配布して、この一枚の写真から想像したことをまず書き出させた。その後、3人グループで話の構成を練らせる作業に入った。構成を考えるにあたって、グループに1枚「ストーリーボード」とよばれる6−9カット分がかけるワークシートを配布。一人一人異なった想像の書き出しから話し合いで1つにまとめることに。まさにD-projectでいうところの「建設的妥協点」を見いだしながらの活動となる。このような協調性を育む活動をJennifer Kennedy先生はとても大事にしているようだ。もっとも、なかなか時間がなくて、共同作業は大変のようだが。
最終的には、これをムービーに仕上げる。ただ、先に示した写真を6シーンのうちのどこかに入れるように教師が再度が確認。
内容からいくと、バイオレンス的な内容に流されがちな子どもたちだったが、「女の私が夫といっしょに行って楽しめるような内容にしてちょうだい」と、なかなか高度(?)な注文を子どもたちにつけていた。
このように、映像と言葉を何度も行き来させるような活動は、日本でも国語の学習内容として各学年で随所に扱っている教科書もある。ただ、系統的に組み入れられているとは言いがたく、つながりがまったく見えない場合が多い。しかし、現実には(日本の国語でも)このような内容が多く入ってきているわけなので、スパイラルにレベルアップしていく見通しを教科書や指導書で示す必要があると思う。
オーストラリアのように、国語の領域にViewingが位置づけられ、「話す・聞く」「書く」「読む」との関係を明確に示してあることが理想だとあらためて思った。
国語の担当は、Jennifer Kennedy先生。アワードもとったことのあるベテラン教師だ。クラスは30人であるが、Year6とYear7の混成クラスだ。Year6の人数が少ないためにとなりのクラスの同様の日本でいうところの複式になっている。
学年では割っているが、個々のレベルにあわせて、複数の課題を提示することが多いという。しかし、参観した授業については、同じテーマで行っていた。
必須である国語は毎日2コマ(1コマは原則40分)あるようだ。
参観した授業は、国語のViewingの授業。この小学校でも、国語の1/4の時間をかけてViewingを行っている。ちなみに、残りの3/4は、日本での国語に領域としては似ている。
授業のはじめに、記事の読み合わせを行ったようだ(残念ながら、間に合わなかったので、Jennifer Kennedy先生が説明してくださった)。
ドイツの女性がパラグライダー中に積乱雲(上昇気流)に巻き込まれ、上空まで上がってしまい、凍えてしまったが、無事生還できたという話の新聞記事を見せ、
「なぜこのような写真を使っているのか」「なぜこのような見出しなのか」などについて分析させた。
この手のことはどうやらショートスパンでViewingの時間に行っている。Viewingでは、毎回の積み重ねと、次に示す大(中)単元をうまく組み合わせているように思えた。
次に、1枚の写真(土曜日の地域新聞に載った写真:シアトル警察の警官が、路地で黒人の子どもに話しかけている場面)を配布して、この一枚の写真から想像したことをまず書き出させた。その後、3人グループで話の構成を練らせる作業に入った。構成を考えるにあたって、グループに1枚「ストーリーボード」とよばれる6−9カット分がかけるワークシートを配布。一人一人異なった想像の書き出しから話し合いで1つにまとめることに。まさにD-projectでいうところの「建設的妥協点」を見いだしながらの活動となる。このような協調性を育む活動をJennifer Kennedy先生はとても大事にしているようだ。もっとも、なかなか時間がなくて、共同作業は大変のようだが。
最終的には、これをムービーに仕上げる。ただ、先に示した写真を6シーンのうちのどこかに入れるように教師が再度が確認。
内容からいくと、バイオレンス的な内容に流されがちな子どもたちだったが、「女の私が夫といっしょに行って楽しめるような内容にしてちょうだい」と、なかなか高度(?)な注文を子どもたちにつけていた。
このように、映像と言葉を何度も行き来させるような活動は、日本でも国語の学習内容として各学年で随所に扱っている教科書もある。ただ、系統的に組み入れられているとは言いがたく、つながりがまったく見えない場合が多い。しかし、現実には(日本の国語でも)このような内容が多く入ってきているわけなので、スパイラルにレベルアップしていく見通しを教科書や指導書で示す必要があると思う。
オーストラリアのように、国語の領域にViewingが位置づけられ、「話す・聞く」「書く」「読む」との関係を明確に示してあることが理想だとあらためて思った。
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by hitorincom2
| 2007-02-20 10:11
今回のパース訪問では、2つの小学校、5つの中高等学校、1つの幼稚園から高等学校までの一貫校、1つの大学、1つの映画協会、そして2つの書店をまわる。タイトだが、JanとJulieが少しでも多くの関係箇所を訪問できるようにアレンジしてくれた結果だ。
訪問の2日目からMt Lawley Senior High Schoolを紹介する。ここも公立の中高等学校だが、どうやら1日目のOcean Reef Senior High Schoolよりは、予算のある地域のようだ。
1956年創立で音楽、語学をウリにしている学校だ。オーストラリアの場合は、何をウリにしているかと、特に中高等学校の場合は、強調する傾向にある。政府からたくさんの援助をもらっていて、40億で最近、新校舎が再建された。Year8/9(いわゆる中学校)と Year10-12(いわゆる高等学校)は建物が分かれていて、中央に共有スペースがある。Year8/9とYear10-12では、大きく指導方針がちがうようだ。きちんと生活指導等に重点を置くために、Year8/9、ではチームワークで指導にあたっている。これに対し、Year10-12になると、興味関心がそれぞれでてくるので、教師はそれぞれに対応する授業方針を持っている。ちなみに、Year8/9のメディアの教科名は、そのものずばり「Media」。Year10-12では、これを「Media Production and Analysis」とよぶ。行う内容もうかがい知れる。そういえば、Year10-12の必修は国語だけだそうだ。
なお、2年間で両方の教員が入れ替わり、中学校部分と高等学校部分をすべての教員が経験する。
Media Production and Analysisは、他の学校等同様に、選択授業の1つなので、この授業を選択している生徒は、メディア制作などがとても好きであるか、またはこの種類の上級学校に進学を予定しているものがほぼ選択してくるようだ。
TEEという高校卒業試験があり、昨年からここに高校のメディアの授業の学習成果を成績に考慮してくれるになったという。
この選択方式はとても良いと思う。興味のある生徒は徹底的にこの分野を選択できる。以下にも示すように、メディアの授業では、作ってみて考えるパターンが多い。これがとても重要であると思う。日本の教科情報もこのようなシステムになっているはずだが、なかなか時間をかけて制作する授業は多くないように思う。もっとも、日本の場合は必須であるが。
オーストラリアでは、中高等学校の場合、国語で約1/4にViewingが入っていて、制作まではいかないまでも、日本でいうメディアリテラシーの部分をここで学ぶことができる。ただ、どの程度までやりきっているかは、残念ながら学校(教師)によるようだ。
Year11の授業
授業内容はポップカルチャー研究。自分たちの好きな音楽や映像を鑑賞し、その後制作に入るようだ。ここでは、Googleを使用 していた。日本のOrangeRangeをピックアプしている生徒もいて、日本のグループもなかなかの人気らしい。
メディア担当のビル先生は、生徒が何か困ったことがあったらアドバイスをするというやり方を徹底している。ちなみに、ここで使われているメディアの教科書の筆者は、なんと今回お世話になっているJanとJulieだ!(写真右上)
毎回の授業で必ずラーニングジャーナルという活動記録兼評価表を提出させ、それで教師の評価している。
ホワイトボードに全て学年の生徒の指示が記入されている。
ちなみに、この学校でも使われているPCはMacだった。
西オーストラリア予備知識2
TAFEというMedia,Healthなど職業の専門学校などの試験がある。筆記試験はなく、面接とラーニングジャーナルやいままで作ったCG等のポートフォリオを提出すればよいそうだ。
ちなみに、オーストラリアの場合、大学進学は15%位である。
訪問の2日目からMt Lawley Senior High Schoolを紹介する。ここも公立の中高等学校だが、どうやら1日目のOcean Reef Senior High Schoolよりは、予算のある地域のようだ。
1956年創立で音楽、語学をウリにしている学校だ。オーストラリアの場合は、何をウリにしているかと、特に中高等学校の場合は、強調する傾向にある。政府からたくさんの援助をもらっていて、40億で最近、新校舎が再建された。Year8/9(いわゆる中学校)と Year10-12(いわゆる高等学校)は建物が分かれていて、中央に共有スペースがある。Year8/9とYear10-12では、大きく指導方針がちがうようだ。きちんと生活指導等に重点を置くために、Year8/9、ではチームワークで指導にあたっている。これに対し、Year10-12になると、興味関心がそれぞれでてくるので、教師はそれぞれに対応する授業方針を持っている。ちなみに、Year8/9のメディアの教科名は、そのものずばり「Media」。Year10-12では、これを「Media Production and Analysis」とよぶ。行う内容もうかがい知れる。そういえば、Year10-12の必修は国語だけだそうだ。
なお、2年間で両方の教員が入れ替わり、中学校部分と高等学校部分をすべての教員が経験する。
Media Production and Analysisは、他の学校等同様に、選択授業の1つなので、この授業を選択している生徒は、メディア制作などがとても好きであるか、またはこの種類の上級学校に進学を予定しているものがほぼ選択してくるようだ。
TEEという高校卒業試験があり、昨年からここに高校のメディアの授業の学習成果を成績に考慮してくれるになったという。
この選択方式はとても良いと思う。興味のある生徒は徹底的にこの分野を選択できる。以下にも示すように、メディアの授業では、作ってみて考えるパターンが多い。これがとても重要であると思う。日本の教科情報もこのようなシステムになっているはずだが、なかなか時間をかけて制作する授業は多くないように思う。もっとも、日本の場合は必須であるが。
オーストラリアでは、中高等学校の場合、国語で約1/4にViewingが入っていて、制作まではいかないまでも、日本でいうメディアリテラシーの部分をここで学ぶことができる。ただ、どの程度までやりきっているかは、残念ながら学校(教師)によるようだ。
Year11の授業
授業内容はポップカルチャー研究。自分たちの好きな音楽や映像を鑑賞し、その後制作に入るようだ。ここでは、Googleを使用 していた。日本のOrangeRangeをピックアプしている生徒もいて、日本のグループもなかなかの人気らしい。
メディア担当のビル先生は、生徒が何か困ったことがあったらアドバイスをするというやり方を徹底している。ちなみに、ここで使われているメディアの教科書の筆者は、なんと今回お世話になっているJanとJulieだ!(写真右上)
毎回の授業で必ずラーニングジャーナルという活動記録兼評価表を提出させ、それで教師の評価している。
ホワイトボードに全て学年の生徒の指示が記入されている。
ちなみに、この学校でも使われているPCはMacだった。
西オーストラリア予備知識2
TAFEというMedia,Healthなど職業の専門学校などの試験がある。筆記試験はなく、面接とラーニングジャーナルやいままで作ったCG等のポートフォリオを提出すればよいそうだ。
ちなみに、オーストラリアの場合、大学進学は15%位である。
#
by hitorincom2
| 2007-02-18 08:21